経済のグローバル化がますます加速する中で、アジア・アフリカおよび南太平洋の後発開発途上国、開発途上国、新興国などの経済的格差の拡大と貧困層の生活の困難は、解決の兆しを見せていません。今後の経済成長が貧困層の福利の増大と 続きを読む ...
プロジェクト概要
社会的弱者が創りだす内面から沸き起こる独創的なしくみや意欲、また新しい知識を基礎として、人々が強く依存する自然資源の持続可能な管理と、生業の安定化、生活と福利の向上をサポートする仕組みを創り、貧困解消という喫緊の国際的な課題の解決に貢献し、社会におけるステークホルダーとの協働によりトランスディシプリナリー研究を適用しながら課題の解決に取り組むことを目的としています。
社会的弱者とは?
世界の人口の14%が一日あたり1.25ドル未満の収入で暮らす極度の貧困状態に置かれています。就業機会や経済活動の制約が大きく、農林水産業を通じた自然資源の利用を通じて自然資源に強く依存した生活をおくる必要に迫られています。その際には、生活上の必要が自然資源に対する大きな圧力を及ぼします。また、医療や初等教育の機会などの基本的なサービスが行き届かないことが多く,就学率の低下,乳幼児死亡率の上昇など、基本的人権にかかわる問題も発生します。この研究ではその状態を社会的弱者および貧困層といいます。